こんにちは!
肉切る食品法務専門行政書士、カネウジです。
いきなりですが――
「食品法務?なに?それ?」という声が聞こえてきそうですね(笑)
でも、日々スーパーで働く私たちや、買い物するみなさんにとって、実はものすごく身近なテーマなんです。
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食品法務ってなに?
「食品に関わる法律」って、実はたくさんあるんです。
• 食品衛生法
• JAS法(現在の食品表示法)
• 健康増進法
• 景品表示法(いわゆる景表法)などなど。
なぜこんなに多いのかというと、
食品は人の命に直接関わるものだから。
例えば――
• お惣菜に貼られている「細かい原材料表示」
• 冷蔵ショーケースにぶら下がっている「温度記録表」
これらも、すべて法律に基づいたルールなんです。
普段何気なく見ているものに、ちゃんと「法」が潜んでいます。
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現場のリアル×法律の見方
精肉売場に立っていると、こんな疑問がよく出てきます。
• この表示、誰が決めてるの?実は「法律で義務付けられて」います。
• 冷蔵庫の温度、なぜ日に3回も記録する?根拠は食品衛生法。
• 「国産」「特売」などのPOP、実は景表法の規制対象なんです。
つまり――
現場の当たり前は、法律によって支えられているんですね。
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なぜ今「食品法務」が必要か?
• 消費者の信頼を守るため
• 万一の行政指導・営業停止を避けるため
• 現場スタッフ自身が最低限の知識を持たないと安全安心を守れない時代に突入したため
法律は、会社だけの問題じゃない。
「現場」と「法務」の距離は、今どんどん縮まっています。
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この連載について
このコラムでは、
2日に1回ペースで「精肉の現場×食品法務」をお届けします。
現場経験者だからこそ語れる、
「なるほど」「知らなかった」「そうだったのか!」を目指して。
コメント・質問も大歓迎!
ぜひ一緒に「食品と法」の関係を見つめ直していきましょう。
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まとめ
• 食品法務は、現場と法律の橋渡し。
• 身近な「なんで?」を、法律の視点でやさしく解説。
• 精肉のプロとして、法的視点を持つことが、これからの時代の強みになります。
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次回は、【原材料表示】をテーマに掘り下げてみようと思います。
「”添加物”ってどうやって書くのが正しいの?」気になりませんか?
ではまた!
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