【第10回】原産地表示の値付けミスが発覚!現場で取るべき3つの対処法

前回のブログ記事で「原産地表示」の重要性についてお話ししました。
今日はその続きとして、精肉現場で実際に起こりうるトラブル——値付けミスで原産地を間違えてしまった場合——の具体的な対処法を解説します。

1. ミス発覚時の初動

  • 該当商品の撤去 → 正しい表示に貼り替える
  • 店長・品質管理担当への即時報告
  • 同じ誤表示がないか、関連ロットを全数確認

2. 販売済み商品の対応

  • 購入者への告知(店内掲示・店舗HPでの案内)
  • 必要に応じて返品・返金を実施
  • 食品衛生上の危険がある場合は、速やかに保健所へ報告

3. 再発防止策

  • 値付け担当者への表示基準の再確認・研修
  • 産地情報伝達の二重チェック体制の構築
  • 原産地コードや略称表記の統一ルール化

原産地の誤表示は、たとえ故意でなくても信頼を損なう重大なリスクです。
忙しい現場でも「表示確認のひと手間」を怠らないことが、お客様と店舗を守る最大の防御策となります。


食品表示や食品法務に関するご相談は、
兼氏行政書士事務所までお気軽にお問い合わせください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました